フリガナ アールピージーテクニクス フリガナ ツユザキヨシノリ
会社名等 有限会社RPGテクニクス 代表者名 露崎  典平
法人・個人区分 ■法人 □個人
所在地 〒297-0037
千葉県茂原市早野1820
TEL:0475-25-6095 FAX:0475-25-6095
ホームページアドレス http://www.ne.jp/asahi/rpgt/homepage E-mail:rpgt@corp.email.ne.jp
担当者 住所 〒260-0027 T E L :043-204-1515
千葉県千葉市中央区新田町36-15 千葉テックビル6F E-mail:rpgt@corp.email.ne.jp
所属 役職 氏名
取締役社長 露崎  典平

設立年月日 平成15年10月1日 資本金 4,000(千円) 従業員数 常用   2名
臨時   1名
事業内容 電子鍵用ランダムパルス発生器(RPG)の製作
ゲーム機用RPGの製作
RFID用RPGの製作
自然界に存在するα放射体(210Pb−210Po)の量産装置の開発
創造法の認定 経営革新支援法の承認 株式公開意思
公開目標時期 2009年10月頃




新製品・新技術の概要

新製品・新技術の名称:ランダムパルス発生器(RPG)
≪新製品・新技術の概要および新規性、市場性、将来性、差別化のポイント等≫  元素の自然崩壊で放出されるHe原子を直接捕捉し、そのランダムな放出間隔を利用して、完全ランダム信号を発生するランダムパルス発生器(RPG)を開発した。  RPGは素子内部で自発的にパルスを発生するので、個体認識信号として最適である。しかも、量産しても個々に信号が異なるので、アンチクローン、アンチコリージョンの信号源としての使用も可能である。また、パルスを元に完全な自然乱数を生成することも、不正操作ができない確率を生成することもできる。さらに、RPG信号発生源は、3216サイズまで小型化出来ており、ほとんどの制御基板に取り付けることが可能である。  RPGのこのような特性は、携帯電話、PDやPC、USBメモリーチップのID発生器としての使用、また車のキーやマンション、戸建玄関キーの認証信号としての使用に最適である。また、RPGは回路のみで、プログラムを使用しないため、RPGを取り付けることにより、自発的なID発生が可能になり、外部からのID入力を必要としないため、データセンター側からの情報の漏洩が防止できる。

知的所有権(特許権、実用新案権等)の取得状況
権利の種類 取得済or出願中 登録(出願)取得年月日
He原子捕捉方法とパルス発生装置
RPGを使用した認証装置・方法
α粒子放射体の製造方法と製造装置
パルス発生源及び半導体デバイス
特許第2926539号
特許出願済み
PCT/JP2004/008407
特許出願済み
平成11年5月14日(登録)
平成16年3月2日(出願)
平成16年6月9日(出願)
平成16年6月30日(出願)

製品・技術等の写真、概要図、絵コンテ等
新製品・新技術等の写真、概要図、絵コンテ等の説明(別添1) 新製品・新技術等の写真、概要図、絵コンテ等の説明(別添2)
一様乱数・確率発生器試作品概観写真
本製品は、8bit又は16bitの一様乱数、4096個の確率とランダムパルスが出力でき、RS-232C及びUSB接続ができる。また客先仕様にあわせた形状及び接続方式に変更することもできる。
RPG電子錠デモ機試作品外観写真
赤外通信により、認証の度に新しいランダムパルスでキーデータを置き換え、不正が出来ない方式を採用した電子錠。

新製品・新技術の対象市場

対象市場のニーズならびに市場規模・成長性等
玄関キーや車のキーの分野、PC,PD使用者の認証分野や電子商取引の認証分野などで、インターネットの普及と、これを利用した集中制御や管理での個体認証、個人認証の市場は急激に拡大している。このような中、個人情報の漏洩に繋がることから、管理側のID管理や情報管理を必要としない方法が模索されている。
 これらの認証には、唯一無二のIDを個体側で生成できることが重要であり、自然崩壊で人的介入が出来ない方式で、小型でモバイル機器に組み込めるRPGは最適な素子である。  2004年の電子錠の分野で、住宅と車の市場は400万個である。また、個体認証に使用されるRFIDタグの分野では、241億円の市場があり、2010年までにはRFID市場全体で2654億円までの拡大が予測されている。RPGは信号発生のための電力を必要としないのでRFIDチップにも最適であり、薄膜技術を確立し、RFID市場にも参入する。

事業の具体的展開

販売ターゲットや販売戦略(価格政策、販売ルート、販売促進策等)について
 3216サイズのRPG素子は玄関キーや車の電子錠分野に最適である。10月に開催されるCEATEC(幕張メッセ)に出展して電子錠メーカーの動向を把握し、電子錠のメーカーに直接提案する。RPGは従来品より耐用年数、安全性ともに格段に高品質であるが、相当部品価格と同程度に販売価格を設定し普及を図る。
 小型化したRPGはメモリーチップや携帯電話などのID発生素子としての組み込みが可能である。これらの国内メーカーに提案する一方、米国SANYOを通じて PCやPDの主基板への組み込みを米国メーカーにも提案し販売を開始する。
 RPGを使用した確率発生器も完成しており、ゲーム機メーカーや不正防止で躍起となっているパチンコ機メーカーに提案する。

現在の状況と今後の展開予定
RPGの特性を生かし、すでに電子錠やゲーム機用確率発生器の試作品を完成している。
 RPGを使用した乱数発生器は、理論と回路との矛盾が無いため完全な乱数であるが、暗号処理のシーズ(種)としての提案をするため、東京理科大学に乱数検定を依頼する。
 RFIDタグのMMチップ(トッパンフォームズが中心になって進めているRFIDタグ)に組み込むため、薄膜量産技術を12月をめどに開発し、来年6月に試作品を完成させる。MMチップへの組込みの目処がつき次第ユビキタスIDセンターなどに積極的に提案し普及を図る。  今後は、セキュリティー市場、ユビキタス社会の安全に貢献するべく、ICや携帯端末等への組込みを予定している。

その他特記事項



別紙 (別添1)一様乱数・確率発生器接続例

(別添2)RPG電子錠の動作原理説明図
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