フリガナ ヤマモトカガクコウグケンキュウシャ フリガナ ヤマモト タカシ
会社名等 株式会社 山本科学工具研究社 代表者名 山本 卓
法人・個人区分 ■法人 □個人
所在地 〒263-0034
 千葉県千葉市稲毛区稲毛3-2-10
TEL:047-431-7451 FAX:047-432-8592
ホームページアドレス http://www.ystl.jp E-mail:
担当者 住所 〒273-0018 T E L :047-431-7451
千葉県船橋市栄町2-15-4 E-mail:ystl-sudoh@nifty.com
所属 役職 氏名
専務取締役 首藤 修史
営業部 藤咲 雅裕

設立年月日 昭和27年9月 資本金 10,000(千円) 従業員数 常用  18名
臨時   1名
事業内容 各種高精度硬さ基準片,シャルピー衝撃基準片,顕微鏡組織標準片,
HARDNESER,火花試験標準片の製造販売
創造法の認定 経営革新支援法の承認 株式公開意思
公開目標時期 年 月頃




新製品・新技術の概要

新製品・新技術の名称:「硬さ基準片UMV」,「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」,
               「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」その他
≪新製品・新技術の概要および新規性、市場性、将来性、差別化のポイント等≫
「硬さ基準片UMV」,「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」
  1ミクロン以下の領域を対象とする硬さ試験 ナノインデンテーションは、ナノテクノロジー等の最先端分野における新たな材料試験として、国際的にも注目が高まっています。ナノインデンテーションでは超微小領域で均一な特性を持つ硬さ基準片が求められます。当社では、独立行政法人物質・材料研究機構(旧 金属材料技術研究所)の指導, 科学技術振興機構の後援を得て、タングステン単結晶材の電解研磨面を利用したナノインデンテーション用基準片の試作に成功しました。硬さ基準片の専業メーカーである当社は、更に独立行政法人 中小企業基盤整備機構の助成を得て、来春の製品化を目指しております。タングステン単結晶の電解研磨面は、面内の回転角度に対する依存性や個々の試験片のばらつきが少なく、非常に均一な特性を有していることが実証されております。今年12月中には、上記タングステン製基準片に先立って試験荷重1グラムに対応するUMV基準片を発売する予定です。
「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」(仮称)
  材料の組織には沢山の重要な情報が含まれており、その材料から発信される情報を正確にキャッチするためには、鉄,非鉄,表面改質を施した材料等をいかに上手に研磨・エッチングするかがキーポイントとなる。鉄〜表面改質を施した材料までの125種に上る顕微鏡組織標準片を製品化してきた当社では、これまでどおり材料技術教育研究会の監修の下、新に熱処理欠陥篇の開発に取組み年内の完成を目指している。

製品・技術等の写真、概要図、絵コンテ等
新製品・新技術等の写真、概要図、絵コンテ等の
説明(別添1)
新製品・新技術等の写真、概要図、絵コンテ等の
説明(別添2)
硬さ試験は最も基本的な材料評価技術の一つであり、分野を問わず工業的に幅広く利用されている。1ミクロン以下の超微小領域に対応した硬さ試験 ナノインデンテーションは測定領域の大きさが1ミクロン以下と極めて小さいため、試験環境の影響を受けやすく、硬さ基準片の役割がこれまで以上に重要になる。この基準片は、超微小領域において均一な特性を持つ必要があり、面内の回転角度に対する依存性や、個々の試験片のばらつきが少ない非常に均一な特性を有するタングステン単結晶材の電解研磨面を用いる。試験の信頼性を維持するために欠かすことができない基準片への期待は非常に大きい。 当社では、JISにある鉄鋼材料, 非鉄金属材料のうちの代表的な材料や近年進歩が著しい金属の表面改質による代表的な材料を選び、1〜4, 6の各類に別けて顕微鏡組織標準片を開発・供給し好評を得てきたが、今回は、各界から特に要望が強かった熱処理欠陥組織の顕微鏡組織標準片の制作に、これまでの各類同様MS委員会(材料技術教育研究会)の御指導を受け取組み、完成間近となっている。当該製品は「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」(仮称)として標準片,解説書,CD-ROMによる詳細な解説で全般の理解を完全にしている。

新製品・新技術の対象市場

対象市場のニーズならびに市場規模・成長性等
「硬さ基準片UMV」,「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」  電子デバイス、マイクロマシン、ナノテクノロジー等の最先端分野における新たな材料試験として、国際的にも急速に注目が高まっており、ISO14577マルテンス硬さとして規格化が進められている。
現時点では金属材料についての標準試験片が無く、これが確立されると、例えば半導体分野での微小素子の力学特性を直接評価できるため、コンピュータを含む電子回路の信頼性が向上するなど影響は大きく、成長性が期待できる。
 「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」(仮称)
熱処理関連業界を始め、各業界の教育部門,教育機関等から特に要望が強い。

事業の具体的展開

販売ターゲットや販売戦略(価格政策、販売ルート、販売促進策等)について
 「硬さ基準片UMV」,「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」
販売ターゲット:研究機関,電子デバイス、マイクロマシン、ナノテクノロジー等の最先端分野関連業種,教育機関,試験機メーカー等
販売ルート:既存販売ルート,その他
販売促進策:展示会,専門紙・専門誌への広告,D.Mによるカタログ配布等
 「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」(仮称)
販売ターゲット:熱処理関連業界,各業界の教育部門,教育機関等
販売ルート:既存販売ルート,その他
販売促進策:展示会,専門紙・専門誌への広告,D.Mによるカタログ配布等

現在の状況と今後の展開予定
現在の状況:「硬さ基準片UMV」,「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」
 ナノ領域の硬さ試験の権威であり、研究実績の深い物質・材料研究機構の指導,JSTの後援を2年間に亘り受け、試作・研究を続け、今年、中小企業基盤整備機構の「事業化支援事業」の助成を得て「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」を製品化しており、来春の発売を目指している。「硬さ基準片UMV」については、「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」の試作・研究で培った超微小領域の測定技術を活用して、既存のHMV基準片に値付けし、年内に発売する予定。
 「顕微鏡組織標準片第7類 熱処理欠陥篇」(仮称)
 MS委員会(材料技術教育研究会)の御指導を受け、対照とする素材・組織を選定し、標準片の製造,組織写真,解説書の執筆等を終え今年中の完成を目指し、来春までに発売する予定。

(別添1)
「ナノインデンテーション用超微小硬さ基準片」
ナノインデンテーション用単結晶製超小
硬さ基準片試作品φ25

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