財団法人 千葉県産業振興センター
インターネットにお店をOPENしてみませんか? オンラインショップの構築〜運用マニュアル( B to C )
HOME  >  16年度「eビジネス活用研究会」の活動と成果報告について

eビジネス活用研究会総括 16年度「eビジネス活用研究会」の活動と成果報告について

1. 活動内容

平成16年度eビジネス活用研究会は、参加企業7社に対して、ビジネスプラン策定からオンラインショップ運用までのビジネス面でのポイントおよびASPサービスを利用したショップ開設の手順を以下のようなスケジュールで実施した。
また、各社に対して、「ビジネスプランの作成」、「サイト構築のための技術研修」、「フォローアップ研修」を各々1回ずつ実施した。

→スケジュールの詳細はこちら(pdf/100kb)

2. 成果報告

(1)各企業のホームページの状況

各企業は、すでに自社ホームページを研修参加前から開設しているため、すでに「お気に入り」に登録している既存顧客への周知を行うべく、即座に全面的に切り替えることはしていない。当面は既存のホームページと研修で作成したホームページとの並存をしていく。

No. 対象企業 ホームページの状況
1 染色工房ちばコクーン 研修で作成したホームページと旧ホームページを並存させている。
2 チェンエン・ジャパン有限会社 旧ホームページを存続。研修で作成したホームページはアウトレット用に棲み分けをしようと準備中である。
3 有限会社シュピラー・ジャパン 旧ホームページから研修で作成したホームページへ移行中。
4 佐久間産業 研修で作成したホームページは「健康館」として、旧ホームページからリンクを貼り、並存させている。
5 株式会社房洋堂 旧ホームページを存続。研修で作成したホームページへの移行中。
6 東京ニッティング株式会社 研修で作成したホームページと旧ホームページは並存させている。
7 有限会社アルファワークス 旧ホームページを存続。研修で作成したホームページへは、リンクを貼っている。

(2)成果(総括)

  • 短期間でのオンラインショップの開設
    ASPサービスを利用したことから、サイト開設から4ヶ月程度で、新たなオンラインショップの運営までに至っている。研修会参加企業は、これまで自社サイトを開設している企業ではあるが、特にシステムに関する専門要員を抱えておらず、技術的なスキルは高くない。技術的スキルが高いシステム要員を抱えることができない中小企業においてASPサービスを適切に活用することは、短期間でショップ開設を実現する上で有効である。
  • アクセス数の向上
    一部の参加企業において、提供するコンテンツ(商品情報や商品関連の情報等)を充実させることにより、アクセス数の向上が見られた。コンテンツの充実は負荷が高いが、充実させることにより、集客の向上が見られた。

(3)オンラインショップ開設の課題(総括)

  • 専任の担当者を割り当てる
    オンラインショップの開設準備段階では、サイトの構築から商品説明、提供する情報の準備等、重要かつ負荷が高い作業が多く、実店舗の業務と併行しながら進めていくには無理がある。今回の研修参加企業においても、実業務の中核になる人が多く、なかなか、サイト開設のための時間を作ることができなかった。しかしながら、専任に近い状態でサイト開設を行なった企業においては、商品説明や情報提供が非常に充実しており、アクセス数の向上も見られている。オンラインショップでの販売数を伸ばそうと考えるのであれば、専任者または専任者に近い要員を準備することが必要である。
  • 自社の「こだわり」を知る
    今回の研修会においては、サイトにおける企業の主張として「自社のこだわり」を前面に出すことを主眼としている。しかしながら、「自社のこだわり」について気が付いていない企業も多く、コーディネータからの指摘を受けて「自社のこだわり」に気がついた企業もある。オーナーの目からすれば、当然と思われるものが、自社の「こだわり」であるものも多く、第三者の立場になって、自社の「こだわり」を見つけることができるかが大きなポイントになる。

↑ページTOP


HOME