「ファイル共有」は、ファイルを共有した人達が作成したデータファイルを、フロッピー・CD等の媒体を使わなくとも、あたかも自分のパソコンのハードディスク内にあるかのような利用が可能になります。取り扱うデータサイズの制約もなくなります。
「プリンタ共有」は、パソコン複数台が、同じプリンタを共有できます。又カラープリンタ等、複数のプリンタを皆で共有することもできます。
どちらの共有もネットワークでつながっている範囲であれば、どこからでも共有できます。考慮すべき点は、下記のとおりです。
1.共有フォルダのルール、アクセス権の設定
・共有フォルダのルールを決めて運営しましょう。
(右図を参照して下さい) |
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・閲覧者を限定したり、閲覧だけで上書きを禁止したり、アクセス権限を設定したいケースがあると思います。ユーザID・パスワードや所属グループの設定をして、アクセス権限をフォルダ毎にすることが望ましいです。 |
2.ピア・ツー・ピアはトラブルが発生しやすいので避ける
・パソコンとパソコンをお互いに見せ合い共有することを、「ピア・ツー・ピア」と言います。誰かがファイルを使用しているときに、それに気付かず電源を落としてデータファイルが壊れたり、そのパソコンに負荷がかかって止ってしまったり、そのようなトラブルが発生しやすいので、注意が必要です。
3.停電時の対応をする
・停電等で、突然機械が止まると、ハードディスクが壊れるときがあります。正常終了させるまでの数分用のバッテリー(無停電装置)を導入しましょう。
4.予算と管理レベルで構築方法を選択する
・「構築方法の比較表」を参考に検討してください。 |