おもしろインターネット活用講座

千葉県産業振興センター
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セキュリティの概要


  2.セキュリティポリシー

セキュリティには以下のような側面があります。

機密性
 ある情報にアクセスできるのは、許可された人間だけに限られ、情報が外部に漏洩しないこと。


完全性
 情報が破壊されたり、改ざんされたりせずに、完全なものであること。


真正性
 情報そのものが正当なものであること。なりすましなどされていないこと。


可用性、保全性
 障害を防ぎ、正常の運用が維持され、利用したいときにシステムが利用できること。


イントラネットのセキュリティを考える場合、どこに重きをおくか、何を守らなければならないのかを検討しなければなりません。
つまりセキュリティポリシーの決定が必要となります。
現在の技術では100%完全なセキュリティを実現することは不可能ですが、想定された脅威に対して一つ一つ有効な対策をとることによってシステムを 守ることが重要なことになります。



−−例−−

機密性を非常に重視したシステムの場合は、徹底したユーザ管理が必要になります。
ユーザがどこからアクセスしてきているか確認する手段を講じる
本当にそのユーザが本人なのかを確実に確認する手段を講じる

これにより、ユーザはシステムを利用するための手続きが必要になり、許可された場所から自らを証明する手段を示して初めて、システムへのアクセスが許可 されることになります。

セキュリティを検討する上では、費用対効果の側面も重要な観点になります。
システムを実現するために必要なコストなどが守るべきものの価値と比較して妥当か。
使い勝手が重視されすぎ、機密情報に対する不正なアクセスへの対策が不十分になっていなか。

システムの構築、運用方法は、このセキュリティポリシーに基づいて、実現方法やコストなどの検討を繰り返しながら決定していくことになります。
また、イントラネットを取り巻く環境によっては、セキュリティポリシーを見直すことが必要になることもあります。




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1.なぜセキュリティが重要なのか
 
-- 目次 --
1.なぜセキュリティが重要なのか
2.セキュリティポリシー
  

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