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千葉県産業情報ヘッドライン【連載特集】「中小企業のデジタル活用術」バックナンバー

  • [2024年4月26日]
  • ID:3652

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                中小企業のデジタル活用術

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第1回「デジタル化とは何か?何に役立つのか?」


 NPO法人ITCちば経営応援隊・理事長の浅井鉄夫です。

ITコーディネータ(ITC)とは、経営にIT(データ)を活かすために、企業の

業務手順を改善したり、最適システムを検討したりする専門家です。

2001年に「IT立国ジャパン戦略」を推進する専門家として位置づけられ

経済産業省が指導して生まれました。現在全国で約7,000名が登録し、当会には

約90名が所属しています。

中小企業の経営者の立場で、最適なデジタル化(ITを活用した経営)を検討します。


デジタルとは、情報やデータをパソコン・スマホなどの電子機器で扱うことを

指します。

具体的には、デジタル機器(パソコンやスマホ)を用いてアプリ(システム)を

作動させます。

アプリは情報を電子的に表現し、情報の登録・検索・加工・保存・伝送を

することができます。

デジタルは、従来の非デジタル(アナログ)技術と比べて、業務の効率的な

加工処理や複製、高速な伝達が可能であり、さまざまな分野で革新をもたらして

います。

いまやデジタルの無い生活や経営は考えられません。


デジタル技術は、中小企業にとっても大きな効果をもたらすことができます。

例えば、デジタルを活用することで業務の飛躍的効率化や生産性の向上が期待

できます。

自動化によって少人数で業務がこなせることが期待できます。

デジタルを活用することで、情報の共有や管理が容易になり、従来よりも迅速

かつ正確な意思決定が可能になります。

また、顧客との交流(コミュニケーション)や販売戦略立案(マーケティング)

活動も効果的に行うことができ、新たなビジネスチャンスを生み出すことができ

ます。

従来よりも短い時間で、間違いの無い業務を少人数で沢山こなすことが可能に

なります。

コストダウンが可能になります。生まれた時間は、顧客との交流に使えますし、

新たな製品を開発することにも使えます。新たな販売戦略を考えて実行に移す

こともできます。


一方で、デジタルを導入する際には注意点もあります。

例えば、デジタル化には初期投資やシステムの構築が必要です。

それに伴う費用やリスクがあることを考慮する必要があります。

アプリの価値は、視覚的に見えにくいので、価格価値が良く理解できない面があり

ます。

また、デジタル技術は急速に進化しています。便利な最新の技術を取り入れるため

には、継続的な学習と改善が必要です。

公的機関を通して、専門家の支援を受けることも必要です。

例を挙げれば、スマホが普及しはじめてまだ20年しかたっていません。

便利な道具で、もはやスマホの無い生活は考えられません。


デジタルは難しいと感じるかもしれませんが、基本的な概念を理解し、具体的な

ビジネス課題に合わせて取り組むことで、中小企業にとっても実現可能な取り組み

となります。

具体的な取り組みとしては、社内の業務をデジタル化することや、顧客との交流

(コミュニケーション)をタイムリーにすることなどが考えられます。

デジタルを活用することで、中小企業も競争力を強化し、持続可能な成長を実現

することが可能です。


経営者が何を目指して、何を改善するかを決めることが第一歩です。


特定非営利活動法人ITCちば経営応援隊 理事長 浅井 鉄夫

https://npo-chiba-keiei-oentai.org/

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公益財団法人 千葉県産業振興センター総務企画部企画調整課 産業情報ヘッドライン

電話: 043-299-2901

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