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質問

火災・震災他、非常時の対応のための、バックアップについて教えてください。

回答

ソフト(プログラム)自体は、元のCD-ROMなどがあれば復旧できますのでバックアップ不要です。バックアップが必要となるのは、表計算やワープロなどで作成したデータ、メールの送受信控え、アドレス帳などは同じものが存在しないデータです。
災害でなくても、急にコンピュータが壊れてデータが消滅する場合もありますし、機器がそっくり盗難にあう場合もあります。会社のリスク回避のためにバックアップは必須事項です。バックアップは、次のような方法がありますので、状況に応じて検討してください。

1.ファイルサーバなどで1箇所に保存できる場合。

(1) 共有フォルダを作成し、フォルダの整理ルールを決めて集中保存しておき、1箇所でまとめてバックアップできるようにする。(LAN構築されていることが前提)
(2) バックアップのソフトを利用する。(保存対象、保存先を設定できる)
(3) 日々のバックアップを短時間で終わらせるために、差分(日付の更新されたファイルのみ等)でのバックアップでも良い。ただし、最低でも月1回は、全てをバックアップしたテープや光ディスクを耐火金庫などに保管する。
(4) 保存する媒体の種類は、次のとおり。
ハードディスクを2台以上使い、常時、複製データを作成する。
デジタルテープにとる。テープを交換し、何本かの複製を作っておく。
(テープ破損時への対応)
光メディアにとる。DVD(4.7〜9.4G)、CD(0.65〜0.8G)、MO(0.12〜2.3G)など。
(カッコ表示は、保存可能容量)

2.各自のパソコンでバックアップする場合
基本的には、前文章の(1)〜(3)と同じですが、各個人に習慣づけさせることが重要です。手軽にやれるようにするためには、USBタイプの外付けハードディスクにまるごとバックアップすることが一番簡単でしょう。

3.専用業務システムのデータのバックアップ
専用業務システムのデータのバックアップは、購入したシステムベンダーに確認してください。

 

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