「社外からでもイントラネットの情報システムを利用したい」というニーズが増えています。
たとえば、
自宅からでも会社の自分宛てのメールが読みたい。
外出後、直接自宅に帰ったが、現在の状況を営業案件管理システムに
登録したい。
出張中にも、業務システムが利用したい。
今日は自宅で仕事がしたい。
などです。
このような場合は、公衆回線を利用したダイアルアップでのリモートアクセスを行えば実現できます。
自宅や出張先のPCが、あたかも会社に置かれているPCであるかのように利用できます。
自宅から利用する場合なら、専用線を引くことにより、自宅もイントラネットの一部として実現できますが、利用頻度を考えると費用が
かかりすぎるという欠点があります。
出張先や外出先から接続する場合は、公衆電話や携帯電話を利用する必要があります。この場合、自宅で利用する場合と比較して多くの
欠点があります。特にセキュリティ上の問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。主な点を以下にあげます。
社内情報が社外の人の目に触れる可能性がある
PCが盗難され、不正な利用者に接続される可能性がある
料金が高い
盗聴されやすい(携帯電話)
コールバックができない(公衆電話)
ダイアルアップでのリモートアクセスを行う場合は、 ダイアルアップルータ等のリモートアクセス用の機器をイントラネット内に設置し、
自宅にPCとモデム等の通信機器を設置することになります。
これらの機器はNECをはじめとした多くのベンダより発売されています。
イントラネット側の機器としては、ダイアルアップルータやリモートアクセスサーバなどの専用機の他にWindowsNT等のRAS機能を利用する
ことも可能です。
以下にダイアルアップルータを利用したリモートアクセスのイメージを図に示します。
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