暗号システムでは2つの鍵によって暗号化と復号化を行いますが、この鍵の決め方や、演算アルゴリズムによって、数々の
バリエーションがあります。ここでは、代表的なアルゴリズムについて紹介します。
|
公開鍵暗号方式のアルゴリズム |
RSA
Rivest, Shamir, Adlemanらによって提唱されたもっとも有名なアルゴリズム。この暗号方式は三人の名前の頭文字をとって、 RSAと名付けられました。長大な整数の素因数分解が困難であるという数学的性質を利用しています。
|
共通鍵暗号方式のアルゴリズム |
DES (Data Encryption Standard)
米国政府の調達基準となる方式で、共通鍵暗号方式の代表として広く普及しています。民生用の暗号として初めて標準化されました。 データを64bit単位に区切ることにより、暗号化及び復号化を行うシステムです。
IDEA (the International Data Encryption Algorithm)
DESと似たような構造を持ったアルゴリズムです。それは64bitのブロックサイズと128bitの鍵のサイズを使った繰り返し暗号化アルゴリズムです。 また、IDEAはDESの2倍の鍵の長さを持っています。IDEAはまだ非常に新しいアルゴリズムですがDESよりもはるかに多くの数学の理論が導入されており、 非常に安全であるということが言えます。
RC4
米RSAデータセキュリティが開発した方式です。鍵長を可変とし、暗号を破りにくくしたものです。仕様は非公開です。
|
このページについてのお問い合わせは こちらまで。
|