パソコン内部には、インターネットへのアクセス履歴、OS・ブラウザのバージョン情報等、所有者のパソコンの「状態」を把握することができるたくさんの情報が入っています。それらの個人情報を、無断でスパイするプログラムがスパイウェアです。ただ、スパイウェアといっても合法的なスパイウェアでは、これらの情報を収集し、外部へと送信することで、ユーザーが関心を持つジャンルがある程度特定でき、ユーザーのニーズを探りだして、バナー広告の効果を高めるために利用しています。
一方、パソコン内部には上記の内容より重要性の高い情報で、例えば、「氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報」「ユーザーIDやパスワード」「クレジットカード番号」等が入っています。違法性のあるスパイウェアでは、こうした重要性の高い情報を特に収集し、インターネットを通じて特定のサーバー等へ送信してしまいます。(図1参照)
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