ストリーミングを視聴するためには「プレイヤー」と呼ばれるソフトウェアが必要になります。
ストリーミング配信されるデータには、一般の動画・音声データに比べデータサイズが小さいという特徴があります。これは、加工時に「エンコード(符号化)」と再生時に「デコード(復号化)」を行うからです。
作成した動画や音声のデータをストリーミング配信できるデータ形式に変換することを「エンコード」といい、エンコードするためのソフトウェアを「エンコーダ」といいます。
エンコーダの主な役割は、動画や音声等の大きなデータをできるだけ小さくすることです。このデータを小さくすることを「圧縮」といいます。データを圧縮することで、ダイヤルアップ回線等の低速回線の環境でもクオリティの高いデータを送信できるようになります。
圧縮されたデータは、そのままでは再生できません。エンコーダがデータを小さくするために、データの配列を並べ替えてしまっているためです。これを再生するためにはデータの配列を元の状態に戻さなければなりません。この作業を「デコード」といい、デコードするためのソフトウェアを「デコーダ」といいます。
プレイヤーにはデコード機能が組み込まれていますので、「プレイヤー=デコーダ」と考えて良いでしょう。
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