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千葉県産業情報ヘッドライン

「千葉県産業情報ヘッドライン」バックナンバー
【連載特集】


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     外国人観光客を呼び込む インバウンドビジネス入門
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       第1回 インバウンド観光を地域の一つの柱へ

 今回から5回にわたりインバウンド関係のお話をさせていただくことになりました
原田です。
 インバウンドは入ってくるという意味の英語ですが、ここでは「外国人の日本観
光旅行」や「訪日外国人観光客」を指します。

連載の内容を簡単に紹介すると、
 第1回目はインバウンドのこれまでの流れと背景
 第2回目はインバウンドのPRの仕方
 第3回目はインバウンド観光の収益を左右する物品の販売と免税店について
 第4回目は言語や宗教など異文化との対応の仕方
 第5回目は有名観光地とそうではない地域でのインバウンドの取り組み方法
以上の予定です。

 これまでのわたくしの経験に基づいて、文字数は限られますが、少しでもお役に
立てるようにお話ししたいと思っています。

 今回第1回目はインバウンドのこれまでの流れや背景です。

■年間2,000万人に近づく外国人観光客
 観光立国宣言をされたのは当時の小泉首相で平成15年(2003年)のことです。もう
10年以上前のことですが、これがインバウンドという新しい言葉で見直されたのは、
ここ数年のことと言ってよいでしょう。
 直接的なきっかけは2020年の東京オリンピック開催決定です。
 皆さんは昨年日本を訪れた外国人観光客数をご存知でしょうか。約1,300万人です。
政府が2020年にこれを2,000万人にすると宣言したので注目されました。
 ところが今年上半期の外国人観光客急増により、今年1,900万人に達すると予想さ
れるため、現在では2020年に2,500万人を達成すると数字がアップしています。

■爆買いと興味の多様化
 今年の初めごろ「爆買い」という言葉が使われ始めました。旧正月を利用して訪日
した中国人観光客が、大量に日用品ほかを買ってくれたので、この名称がつきました。
 入れ替わるように4月のタイの旧正月では、多くのタイ人が日本を訪れ、この「外
国人観光客ブーム」はまだ続いています。
 直接の原因は円安だと言われていますが、各国の生活水準の向上により、海外旅行
する余裕が生まれたことも影響しています。
 夏以降の中国経済の減速により、ブームが影響されるのではと心配する向きもあり
ましたが、10月初めの中国の国慶節休みに日本を訪れた人の数は、相変わらず多いよ
うです。
 来年以降同様に続くかどうかは予断を許しませんが、中国を中心とするアジアの旅
行客が日本の観光を支えていることは間違いありません。

 先日、千葉都市モノレールのラッピング・カーが国内外の観光客を集めているとの
報道がありました。漫画の主人公が描かれたモノレールを見ようという観光客が増え
ているというのです。
 これは船橋市のアンデルセン公園が、世界で有名な口コミサイト「トリップアドバ
イザー」による日本のテーマパーク第3位に選ばれたことと共通するものがあります。
(ちなみに1、2位はディズニーランド、ディズニーシーでした。)
 以上は千葉県の例でしたが、他にも北海道の外国人サイクリング観光客など多くの
事例があり、外国人観光客はもはや有名観光地だけに興味を持っているのではないと
いうことがわかります。興味が多様化しているのです。
 思わぬことが観光の対象となるのですから、「まちおこし」・「村おこし」をと考
えていらっしゃる地域の方には「インバウンド観光」はチャンスなのではないでしょ
うか。
 もう一度地域を見直し、インバウンド観光客をどのようにしたら集められるのかを
考えてみませんか。興味の多様化に応える糸口は必ずあるはずです。
 この連載では、地域として、そして一つの商店・旅館として、インバウンド観光を
チャンスとする方法をお話しいたします。


      第2回 比較的費用のかからないインバウンドの誘客方法について


 1990年代にバブルがはじけるまでは、欧米からの観光客が中心でした。以降アジア
の国とのつながりが強くなるにしたがって、アジアからの観光客が増えて来ているの
はご存知のとおりです。
 比較的費用のかからない誘客方法ですが、ここではホームページとフェイスブック
を紹介します。
 地域の観光協会とそこにある個々の商店や旅館など、どちらにも比較的容易に利用
していただける方法です。

■ホームページやSNSによる情報の発信を
 最近ではホームページをお持ちの商店・宿泊施設・会社が多くなってきました。
 もし貴社や地域がすでに日本語のホームページをお持ちでしたら、そこにまず「英
語のホームページ」を作るのが良いでしょう。
 もちろん中国語・韓国語などその他の言語のホームページがあるに越したことはあ
りませんが、翻訳その他の費用も伴いますのでまず英語からお考えになってはいかが
でしょうか。

 全て英語のホームページとまではいかなくても、日本語と英語を併記するという方
法もあります。
 お勧めなのは、ホームページの写真を多めにして、連絡先だけをまず英語にしてし
まうことです。
 写真が自ら説明をし、連絡先が英語であれば興味のある方からのコンタクトに繋が
るのです。
 このような「日本語に英単語を上手に散りばめるホームページ」は、「現在ホーム
ページが無く、作り方もわからない。どうしたらよいかわからない」という方にまず
考えていただきたい方法です。
 できるだけ費用をかけずに日本語のホームページを作り、連絡先だけ英語を併記し
てください。掲載する写真はスマホのカメラの品質が向上し、最低限の写真を自分自
身で撮影することができるようになりました。

 最近は「はじめてWEB」をはじめ比較的低価格かつ専門家でなくてもホームページ
が容易に作れるサービスが出てきていますので、上手に使えば最低限のホームページ
を作ることができます。

はじめてWEB
http://hajimeteweb.jp/

 またSNSと呼ばれるインターネットを利用した交流サービスの利用が進んでいます。
最近のサービスの中では、写真や画像が自由に公開できるフェイスブックがインバウ
ンド観光には使い勝手がよいようです。
 写真を撮って、日本語に英語を一言添えて公開すればよいのです。簡単に情報を発
信することができます。

■海外や国内の展示会を上手に利用しましょう
 前記のホームページ、SNSに比べ費用はかかりますが、効果が見えやすい方法として
展示会への出展もインバウンドの誘客方法のひとつになります。
 旅行業界の展示会は国内であっても海外の旅行代理店が参加しています。
 国内、海外どちらの展示会でも店舗や旅館単独では費用面で難しいことも考えられま
すので、地域としての参加を考えたいものです。
 費用面でどうしても展示ができない場合は、視察・見学をするのはどうでしょうか。
ブースは持たなくても、予め調べておいた、またはコンタクトしておいた各国の代理店
に売り込んで歩くことができます。
 こういう時には、紙の会社案内やカタログも効果があります。
 また最近では、口コミが最も影響力の強い誘客方法だと言われています。
 口コミは感動した顧客が発信する言葉や画像をホームページやフェイスブックで見る
ということからはじまります。口コミを起こすためには顧客へのおもてなしが大切です。
 さまざまな方法で情報発信し、誘客を行った結果として来られたお客様に満足して帰
っていただくのが口コミの元になるというわけですので、どのようにして満足を得るの
かを日頃からよく練って実践できるようにしておきましょう。


           第3回 免税品販売への取組みについて


 今回は、免税品の販売についてです。免税品とは簡単に言うと消費税がかからずに
販売する品物のことです。昨年と今年規制が緩和され、外国人観光客がこれまで対象
でなかった消費財(日用品)も免税で購入できるようになりました。国内での購買意
欲を拡大しようとする動きです。
 海外旅行をされた方は「DUTY FREE SHOP」という言葉はおなじみだと思いますが、
今回の免税品販売は「TAX FREE」とされます。これは「DUTY=関税」ではなく「TAX
=消費税」を伴わない販売であるということなのです。
 イラストもなく文字のみでの説明ではわかりにくいかもしれませんが、これから免
税品について知っておきたいことをお話しします。
 免税店になる決断をされたら、申請を行う地元の税務署などからも情報を得ながら
進めたいものです。

 
■免税品販売の流れ

免税販売の流れは次の例のようになります。

(1)旅券等の提示(購入者から免税店へ)
(2)購入記録表の作成(免税店)
(3)購入者誓約書の提出(購入者から免税店へ)
(4)購入記録表の旅券等への貼付(免税店から購入者へ)
(5)免税品の引き渡し(免税店から購入者へ)
(6)購入者誓約書の保存(免税店)
(7)購入記録表の提出(購入者から税関へ)
(8)免罪購入物品の輸出(購入者)

 今回はサンプルをお見せできませんが、上記(2)(3)(4)(6)(7)にあ
る購入記録表と購入者誓約書はきちんと作成し、保存やパスポート貼付等を行わなけ
ればなりません。

 なお免税品は日本国内での使用、消費はできません。
消耗品を免税で販売する時には包装に注意が必要です。

(前述のサンプルを含め、詳しくは観光庁のホームページをご参考ください。)
http://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/after.html


■一括免税カウンターの設置

 2014年から2015年にかけていくつか免税制度の改正があり、さらに免税販売に取り
組みやすくなっています。
 そのひとつは一括免税カウンターの設置が可能になったことです。例えばビルのテ
ナントがそれぞれに免税カウンターを用意するのではなく、ビルの一カ所にまとめて
一括免税カウンターを置くことができるようになりました。
 これにより顧客にとっては、そのまとまりの範囲内での買い物の総計により免税を
受けられるという利点があります。一方店舗それぞれについては、負担が増えること
なく、免税販売ができることが利点となります。
 具体的には二つの方式があります。ひとつは「注文方式」で、もうひとつは「消化
仕入契約方式」です。
 簡単に違いを述べると、最初の「注文方式」は、顧客はそれぞれの店舗で商品を受
け取ることがありません。一括免税カウンターで商品を受け取ります。
 一方「消化仕入契約方式」は、それぞれの店舗で商品を受け取るものですが、免税
による税金の還付は一括免税カウンターでということになります。

 最初に述べた免税手続きを個店で行うのは負担が大きいので、この一括免税カウン
ターがその負担を軽減するものと期待されています。
 しかし注意しておきたいのは、カウンター自体の維持費と担当者の人件費をどのよ
うに捻出するのかなど、考慮しなければならない点もあることです。
 そのため運営が難しいとする人もいらっしゃるようです。

 東京駅や上野駅ほかのJRの駅中のお店に加え、ユニクロやアカチャンホンポをはじ
めとする全国チェーンの小売店舗にはすでに免税店のロゴが並んでおり、ご覧になっ
た方も多いと思います。セブンイレブンも2015年末までに免税販売できるお店を全店
舗約20,000店のうち3,000店にまで増やす計画です。
 消費を刺激する免税販売は、取り組む価値があるものと言えます。


           第4回 言葉と文化の壁を乗り越えるために


 インバウンドについて皆さんとお話ししているとよく訊かれるのが、言葉と宗教を
はじめとする文化の違いについてです。
 4回目の今回は、宗教と言葉など異文化との対応の仕方についてお話しいたします。


■それぞれの宗教は敬うことを忘れずに

 日本は仏教と神教が同居していて、わたしたちは何の抵抗もなく両方と上手にお付
き合いしています。まずこれが世界的には非常に稀なことであることを理解しておき
ましょう。
 また、わたしたちは何でも自由に食べられますし、行動もあまり制約がありません。
しかし、世界には宗教により食材が制限され、行動にも制約がある方たちが存在する
ということです。最初に、この違いを理解することが大切です。

 例えば、イスラム教徒は豚が食べられませんし、ヒンズー教の方は牛が食べられま
せん。ですから、例えばメニューごとに材料及び調理法を簡単に説明できるのが理想
です。使っているのに使っていないというような「偽装」はやらないようにしましょ
う。
 幸い伝統的な和食はイスラム教徒が受け入れやすいものだと言われますので、私た
ちは対応しやすいのではないでしょうか。レストラン、旅館ではメニューの品書き、
説明書きを英語にすることから始めてはいかがでしょうか。

 イスラム教が続きますが、イスラム教は1日に3回メッカに向かってお祈りすること
が義務付けられており、ラマダンと呼ばれる断食の期間は太陽が昇っている間は食事
ができないなどの決まりがあります。
 イスラム教の国のホテルで宿泊すると、天井にメッカの方向を示す矢印が描かれて
おり、異国にいることを再認識した記憶があります。
 イスラム教徒を誘客するために、お祈りの間(ま)を作るという動きもありますが、
なかなかそこまで手が回らないというのが現状だと思います。また、国や宗派によっ
て、旅行中はお祈りを免除するようなこともあると聞いています。

 イスラム教を例にお話ししましたが、自分たちが知っているものとは違う宗教の戒
律に強くしばられ、習慣や文化の異なる方たちがいるということを認識していただき
たかったからです。
 そして、対応の仕方は、そうした相手に敬意を表すことから始まるということです。


■言葉の壁を乗り越えるための道具が出てきている

 日本語だけで通す方もいらっしゃいますが、英語、中国語、場所によっては韓国語
ができると販売に結びつきやすいでしょう。
 以前にも述べましたが、最も優先すべきなのは英語です。
 余裕があれば中国語にも挑戦しましょう。ただし書き言葉になると簡体字(現在の
中国の漢字)と繁体字(台湾、香港などで使われる漢字)の二種類があり、日本人に
はとっつきにくいようです。こうした文字の違いがあることを知っておきましょう。

 続いて「指差しカード」と「VoiceTra(ボイストラ)」をご紹介します。

 「指差しカード」は小売店やレストラン・食堂ほか接客業で特に効果を発揮します。
 一例としては、A3の紙を縦に置き、最上部に左側から順に日本語・英語・中国語
(簡体字)・中国語(繁体字)・韓国語と書きます。
 まず日本語のところに日本語で言いたい、使う頻度の高い言葉を書いておきます。
そしてその日本語を他の言語に訳したものを埋めていくのです。
 実際にお客様がいらっしゃったときは日本語を見て、それぞれ対応するところを指
差します。どれがいちばん理解しやすいのかがわかったら、日本語を見ながら、対応
する言語の場所を指差すのです。
 作ってしまえば役に立ちますので、是非お作りになるようお勧めいたします。書店
に行けば指差しカード用の書籍も販売されています。またインターネットで翻訳はあ
る程度できますのでチェックして見てください。コピー、切り張りなどで簡単に作る
ことが可能です。

 「VoiceTra(ボイストラ)」は独立行政法人情報通信研究機構が開発し、株式会社
フィートが無料で提供しているスマートフォンの多言語音声翻訳アプリです。
http://voicetra.nict.go.jp/vt/
 話す方、聞く方の言語をそれぞれ選択して、音声を入力すると自動的に通訳してく
れという便利なものです。スマートフォンから音声入力で使えるところがが特徴であ
り、単語の辞書、簡単な表現の通訳として使い道が大いにありそうです。

 どちらもツールも上手に使えば、外国人観光客とのコミュニケーションの助けとな
るでしょう。


                    第5回 インバウンド観光から「観光立国」へ


 これまで4回にわたりインバウンド観光のポイントについてお話しして参りました。
最終回である今回は、これまでの整理をしながらインバウンド観光が有名観光地だけ
でなく、千葉県全体の観光につながり「観光立国」実現の第一歩となることを願って
お話しいたします。


■一見客をリピーターに、そして固定客へと育てる

 東南アジアの観光客が増え初めた頃は、東京から箱根、富士山を経て大阪まで足を
延ばし離日するというコースが大半でした。
 ゴールデンルートと呼ばれるもので、まさに有名観光地を旅していたわけです。
 最近中部地方では昇竜道(ドラゴンルート)として、名古屋、大阪あたりから始ま
り、中部の観光地をいくつかとおり、新幹線で賑わう金沢や富山までつなげようとい
う動きがあります。
 こうした旅行先・ルートのバリエーションはリピーター作りには非常に有意義であ
ると言えるでしょう。
 リピーターや固定客が増えると、有名観光地だけでなくその他の地域にもチャンス
が広がります。それは旅行客に観光地だけでなく、日本の多くの場所を回り、さまざ
まなことを体験することに興味が生まれるからです。
 千葉県の全域にチャンスがあるのです。
 今日から地域の観光をどうしたらよいのかを考えてみませんか。現在、3年先、5年
先できれば10年先、20年先までの絵を描くつもりで取り組みたいものです。


■2020年の東京オリンピックの年に間に合うように、今から準備を行う

 東京オリンピックの年には多くの外国人観光客が日本を訪れることになります。
東京オリンピックはもちろん東京とその近隣で行われるわけですが、このオリンピッ
クを一目見てから、東京以外の場所を旅行し日本を満喫して帰ろうという動きが起き
るのは間違いないでしょう。
 お決まりの東京・大阪コースの方がいる一方で、知らない日本を求め、これまで旅
行客にはあまりなじみのない場所に行ってみようという方の数も増えることは間違い
ありません。
 特にオリンピックまでに一度日本を訪ね、リピーターとして改めて来られる方が、
それまでとは違う日本を求めるのは自然な流れでしょう。
 リピーターの方は団体ではなく小グループ・個人旅行として日本国内を旅したいと
思われるのです。そうした方の受け入れをどうするのかを今から考えておくことが大
切です。
 千葉県は東京都の隣に位置し一部オリンピックの競技も行われるので、一泊で日本
の伝統的な農家の生活を体験するなどの企画を作りやすいのではないでしょうか。


■地域としての受け入れ体制を整える

 私がこれまでに日本各地でお話をしていると、有名観光地がない場合「この場所に
海外から観光客が来るのか?」という疑問を出される方がいらっしゃいました。
 そうした疑問に答えるために、私はマーケティングの手法などを使い地域をよく理
解することから始めることをお勧めします。
 地域の分析をして、観光客の求めているものを知り、観光地としてどういう姿を描
くことができるのかを考えていくのです。
 私はどの地域でもよく分析することで何を売り物にできるのかがわかってくるもの
だと考えています。
 同じ地域は二つと無いので、きっと他の地域に無い価値・魅力があるはずです。
 今からでも遅くありませんので是非分析から始めてみてはいかがでしょうか。 
 あまり特徴のない地域に観光客を呼ぼうという試みの例もありますが、今回はご紹
介できませんでした。私も微力ながらできるだけのご支援をしたいと思っていますの
で、ご連絡いただければ、ごいっしょに分析から始めましょう。
 千葉県は成田空港がある利点を使い、どのようにすれば外国人観光客がもっと地元
にお金を落としてくれるかを考える時なのではないでしょうか。
 予算が限られていても、地域で知恵を出せ合えば、必ずそれだけの結果がついてく
るはずです。
 今回お話できませんでしたが、民泊の動きなどを見ると千葉県にもチャンスがある
と感じています。
 私は東京オリンピックが無事開催され何ごともなく閉幕することを願ってやみませ
ん。これまでおつき合いいただきありがとうございました。

            新浜翻訳経営研究所 代表 原田 純(中小企業診断士)


 以上5回にわたって「外国人観光客を呼び込む インバウンドビジネス入門」をお
送りいたしました。




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