従来のクライアントPCへの外部の媒体(FD,CD-ROM)によるウィルス感染経路の他に、インターネットからの電子メールやダウンロードした ファイルによるウィルス感染経路があります。
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電子メールによる感染
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ネットワークからのウィルス感染の多くは、電子メールによるものです。
電子メールによるウィルスは、電子メールに添付(アタッチ)された文書ファイルのマクロ情報がウィルス感染している場合がほとんどです。
従って、マクロを持たない文書ファイル形式(TXT、CSV形式など)には感染しません。
ウィルスに感染したマクロ情報には、文書を書き換えたり、ファイルを消したり、文書を保存できなくするようなプログラムが書かれています。
電子メールはファイルを簡単に添付でき、しかも一度に多数の人に送れるため、一度内部で感染すると急速に広まってしまいます。
また、ウィルス感染したファイルの第三者への送付あるいは転送による二次感染も招いてしまいます。
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ファイルのダウンロードによる感染 |
ブラウザなどを利用してFTP、HTTPによるファイルのダウンロードをおこなった際のウィルス感染です。インターネット上には無数のサイトで様々な情報が
発信されており、中にはウィルス感染したファイルを公開しているサイトもあります。
そのようなサイトからウィルス感染したファイルをクライアントマシンにダウンロードして実行すると、そのマシンがウィルス感染してしまいます。
特にインターネットでは、海外のサイトから簡単にファイルをダウンロードできてしまうため、海外のウィルス(実はウィルスのほとんどは海外産)による
感染を容易に招いてしまいます。
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