まずは、メールヘッダの形式と、用語の説明から始めましょう。
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(1)フィールド |
メールヘッダは、様々な「フィールド」から成り立っています。
前のページで示した例をよく見てください。
文字列1:文字列2
といった形式の複数の行から成り立っていることが解ります。
文字列1の部分が、From、To、Subjectをはじめとした、その行に何を示しているか表す文字列が入ります。
コロンより後の、文字列2にメールを送るために必要な情報が入ります。
基本的に、"文字列1:文字列2"の形式1行が、ひとつの「フィールド」になります。
1行と書きましたが、ひとつのフィールドが複数行にまたがることもあります。
先に示したOutlookの例では、"Received:〜"のフィールドが複数行にわたっています。
因みに、例えば"From:〜"から始まる1行を「Fromフィールド」呼んだりしますが、呼び方に絶対な規則があるわけではないので、
他の解説書では、違う言い方をしたりもします。
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(2)MTAとMUA |
MTAは「Mail Transport Agent」の略で、簡単にいえばメールサーバのことです。
正確には、メールサーバ上で動作するアプリケーションソフトを指します。
電子メールの回で紹介したように、電子メールはいくつかのMTAを経由して送られます。
MUAは「Mail User Agent」の略で、メールを読み書きするためのアプリケーションソフトを指します。
Windowsパソコンでは「Outlook Express」が代表的なMUAです。
メールのヘッダの各フィールドはMTAとMUAによって送受信されるメールにつけられます。
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