MIMEとはMultipurpose Internet Mail Extensionsの略で、RFCで規定されている電子メールの複数用途向け拡張のルールです。
「マイム」と発音します。
電子メールでは本来、アルファベットと数字、基本的な記号、つまり半角文字しか使う事ができません。
日本語を記述するには、ひらがなや漢字といった全角文字を使う必要があります。
日本語（全角文字）を記述し、電子メールを送受信できるようにするために決められたルールのひとつがMIMEです。
日本語で記述された本文のテキストは、MIMEのルールに従って半角文字に変換されます。この動作をエンコードいいます。
逆にエンコードされた本文を元の全角文字で記述されたテキストに戻す動作をデコードといいます。エンコード／デコードはMUAで行いますので、
MIME関係のヘッダは、MUAがつけています。
MIMEヘッダフィールドには、次のような意味があります。
| フィールド |
内容 |
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MIME-Version: |
MIMEバージョンを示します。 |
| Content-Type: |
メール本文がエンコード前にどのようなデータ型で記述されていたかを示します。 |
| Content-Transfer-Encoding: |
エンコードの方式を示します。 |
| Content-ID: |
Message-IDと同じで、このメールを一意に指定することのできる記述子です。 |
| Content-Description: |
注釈です。 |
送り側MUAはエンコードするとともに、MIMEヘッダ情報を付加し、受け取り側MUAはMIMEヘッダ情報を元にデコードすることになります。
MIMEに関する説明はまだまだありますが、ここではこの位にしておきましょう。
Content-TypeとContent-Transfer-Encodingについてはやや詳しい説明をリンクします。
なお、MIMEはメールに関することだけとは限らず、インターネット上でやりとりされる様々なデータがMIMEに沿ってエンコード／デコードされます。
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