ロボット型検索エンジンのロボットにはそれぞれタイプがあり、最適化するのは大変です。次に基本的な対策を説明します。
ここでは、ページの基本となるHTML※1で説明していきます。
|
- Webページごとの「テーマ」を明確に
- Webページ単位でテーマを明確にしたページ作りを心がけます。Webサイト訪問者に対して伝えたい情報が明確になるようにします。次項の各要素の中に書き込まれたキーワードを中心にしてWebサイトテーマを考慮していきます。
- <title>タグを正しく使う
- <title>タグのキーワードを最重要視
検索エンジンは、<title>タグに含まれているキーワードを非常に重視します。なぜなら<title>タグはページのタイトルを表現するものであり、そのページを表す一番重要なキーワードを含んでいると推定するからです。
したがって、制作側としては、この<title>タグには、検索エンジンで必ずヒットさせたいキーワードを入れておきます。
使用例
- <title>格安温泉宿 − 伊豆、箱根、神奈川方面</title>
- ページごとに<title>タグを変えること
ページの内容に合わせて各ページごとに適切な<title>タグを指定します。
- <title>タグと<body>タグのテーマに一貫性を
検索エンジンがホームページのテーマを決める方法として、<title>タグと<body:本文>タグ内の情報を見ます。したがって、この2つのタグに一貫性を持たせたほうが、検索エンジンに対して、サイトのテーマが何であるのかを明確に伝えることができるようになります。
- <meta>タグは補助的に使う
<meta>タグはホームページの要約文や関連キーワードを適切に伝えるために用意されたタグです。一部のロボット型検索エンジンにのみ有効です。
使用例
- <meta name="keywords" content="キーワードをカンマ区切りで書きます。">
- <meta name="description" content="ホームページの要約文をここに書きます。">
- <hx>タグを論理的に使う
検索エンジンは<hx>タグを重要視します。このタグは文章の見出しを表すもので、当然重要なキーワードが含まれてくるはずとの考えから、検索エンジンは重視します。
使用例
- <h1>格安温泉宿</h1> ・・・題
- <h2>伊 豆</h2> ・・・部
<h3>○○○○○</h3> ・・・章
<h4>○○○○○</h4> ・・・節
<h5>○○○○○</h5> ・・・項
<h6>○○○○○</h6> ・・・小見出し
- 画像にはalt属性*2を
- 画像を使わなければいけない場合は、必ず<img>タグのalt属性の中にキーワードを含むテキストを入れておきます。
- 効果的なサイトマップ
ロボットはサイトマップを読んで、Webページ全体を巡回します。サイトマップはテキストベースで作成しましょう。
- リンク要素の評価のしくみ
リンク構造の特性に着目し、そのWebページに張られているリンクの数と質でサイトの重要性を判断しようとする方法です。
- より多くのWebページからリンクをもらっているWebページは重要です
- 人気のあるWebページからのリンクは、人気のないWebページからのリンクよりも大きな意味を持ちます
- テーマで関連のあるサイトからのリンクは価値があります
|
|
以上が基本的対策になります。「SEO」としてだけでなくWebサイトを作るときの心構えでもありますので活用してみてください。
|
※1 HTML
HTML(Hyper Text Markup Language)は、 Webページを記述するための言語で、タグと呼ばれる属性情報をつけて記述していきます。
例) <h1>新着情報</h1>
※2 alt属性
画像の上にマウス ポインタを置いた時、説明文が吹き出しの中に表示されたことはありませんか?これを画像の「代替テキスト」といいます。
ロボットは画像データを読み取ることが出来ないので、この代替テキストを読み取ります。必ず画像に説明文を付けましょう。
|