メルマガのように複数にメールを配信する手段として、メーリングリストというシステムがあります。簡単に概要をご紹介します。
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メーリングリストとは |
メーリングリストとは
あらかじめメールアドレスを登録してある複数ユーザー間でメールのやり取りをするシステムのことです。
通常のメールでは1対1のやりとりですが、メーリングリストでは、複数のユーザーに対してメールを配信するので、特定のテーマに沿った討論や、メンバー同士の連絡として利用できます。
メーリングリストは略してMLと呼ばれています。
メーリングリストの仕組み
あらかじめ、メールを配信したいメンバーのリストを一つのグループとしてメールサーバに登録しておきます。メンバーの誰か一人がメーリングリスト用の決められたメールアドレスにメールを送信すると、そのメールが登録してあるメンバー全員に配信されます。
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図2 メーリングリストの仕組み
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この仕組みによって、通常1対1のやりとりであるメールが複数の人数でのやりとりを実現します。
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メーリングリストの特徴 |
メルマガとの違い
メルマガは発行者から登録者へ一方的にメールを配信するのに対して、メーリングリストはメンバー全員がお互いに全員宛にメールを配信できます。
同報メールとの違い
同報メール(CCやBCC)でも複数に対してメール送信ができます。しかし、メーリングリストがメンバーのリストをサーバで管理しているのに対して、同報メールではメンバーのリストを各自持っていなければならないので、メンバーの変更、削除があった場合には全員が各々自分の保存しているリストを変更しなければならないため、大人数になると連絡ミス等トラブルが起きやすくなります。
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活用法 |
ビジネスでは
事務連絡やソフトのアップデート情報といった部署内の連絡用として活用すれば、質問等のやりとりも全員に配信されるため、業務の効率化につながります。
プライベートでは
同じ趣味をもつ仲間の意見交換の場や特定のテーマに沿った討論の場として活用できます。
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