おもしろインターネット活用講座

千葉県産業振興センター
トップページへ戻る
電子メール


   電子メールの抱える問題点

 セキュリティ

 全てのネットワークやシステムに共通して言えることですが、セキュリティに対 する防御は万全ではありません。
 自分の手元を離れたメッセージは全て他の誰かに委ねられています。
 パソコン通信ではホストであり、インターネットなら各メールサーバになります。
 そうすると、一ユーザに過ぎない利用者の多くは、そのメッセージがどう処理され るかなどは知る由もありません。 セキュリティ対策を何ら講じることなくにメッセージを送信する場合、情報の中身 はそのままの形でネットワークを伝わります。 ネットワークを伝わる電気信号を途中で捕捉することで、メッセージを不正に傍受 することは可能です。
 これを回避するには、ネットワークケーブルを電線から光ファイバに変えるなどの 対策が必要です。 (LAN等にしか適用できませんが)また仮に傍受された場合にでも、肝心な内容を知られないように、本文を暗号化 する方法が研究され、 中には既に利用可能な暗号化ツールなども提供されている ので、比較的機密性の高い情報のやりとりに適用してみる手もあります。
 しかし、いずれにしても本当の重要機密などは、まだ誰もが安心して電子メール に載せられるという状態にはなっていないのが事実です。
 電子メールを(外部ネットワークに)送る場合には、こうした問題点を考慮し、 内容を十分に吟味することが必要です。


 安定性への不安

 電子メールは郵便制度や電話などと比べると、非常に歴史の浅いシステムです。
 このため、サービスの安定性という観点ではやはり不安があることも否めません。
 とくにプログラムのバージョンアップや、アドレスの追加変更などにより、シス テムの状態は随時変化し、またシステムに備わっているリソースも有限です。
 電子メールの安定運用のためには、少なからず専門知識を有する運用担当者を設 定し、継続的に監視、評価、対策を講じることが必要となるでしょう。


このページについてのお問い合わせは こちらまで。

3.電子メールの特徴 戻る
-- 目次 --
1.はじめに
2.電子メールの仕組み
3.電子メールの特長
4.電子メールの抱える問題点
5.電子メールの活用事例
6.ネチケットについて
5.電子メールの活用事例 進む

トップページへ戻る
千葉県産業振興センター ccjc-net home